土壌に油が染み込んだ場合の対処法Oil leak trouble

土壌に油が染み込んでしまった場合の対処法をご紹介しております。

セラミック珪藻土について

セラミック珪藻土イメージ

セラミック珪藻土は、微細な穴が無数に開いておりとても強い吸着力があります。
漏れた油の上に撒いておけば、油を吸い上げていきます。そして一度吸着したら油を離さないように工夫されております。また、液体を内部に吸着するので吸着後もセラミック珪藻土自体はサラサラしております。また、一粒自体は大変軽量で、天然素材をしようしているため、微生物が住み着きやすいです。

【CN-1について】
「CN-1」は鉱物油を分解する能力を有する北海道で発見された微生物で、タービンオイルや灯油をはじめとする鉱物油に対して優れた分解が期待できます。土壌だけでなく油水分離槽・排水溝などにも適用が可能です。

CN-1とセラミック珪藻土を組み合わせた商品のご紹介

CN-1とセラミック珪藻土を組み合わせた商品イメージ

セラミック珪藻土とCN-1による灯油分解試験(TLC-FID法による)

実験条件案

条件 土壌
1g
灯油
2%
栄養塩
1%
セラミック
珪藻土
CN-1
10%
CN-1
5%
1      
2    
3    
4    
5  
6  

実験結果

上記の表に従い6条件での試験を行った。

  • ガラス製試験管に土壌1g、灯油20 µl(0.02 ml、2%)を加えて混合した。
  • CN-1を条件 3、5では100 µl、条件4、6では50 µl+水50 µl加えてさらに混合した。CN-1を加えない区は水を100 µl添加した。
  • 栄養塩の水溶液を1%(10 µl)添加した。
  • セラミック珪藻土200 mgを最後に加え、混合した。
  • 蓋をして23˚Cで静置
  • 2週間後、4週間後の残存灯油量を分析した。実験はそれぞれ1条件につき試験管3本ずつ分析を行った。
  • セラミック珪藻土 非添加区 セラミック珪藻土非添加区
  • セラミック珪藻土 添加区 セラミック珪藻土添加区
  • 【図1】各条件での残存灯油率の経時変化 【図1】各条件での残存灯油率の経時変化
  • 【図2】各条件毎の残存灯油率 【図2】各条件毎の残存灯油率

実験結果

上記の表に従い6条件での試験を行った。

  • CN-1とセラミック珪藻土とを組み合わせることで2週間で60%程度、4週間で80%程度まで灯油を分解することがわかった。またCN-1の添加量を増加させることで灯油分解が促進される傾向が見られた。

有効的な利用方法

セラミック珪藻土を汚染現場に投入することで油の吸着及び拡散防止、CN-1の添加により油分解の促進につながることが期待される。

セラミック珪藻土とCN-1の使い方

  • 油が漏れた箇所にセラミック珪藻土を撒きます。油が漏れた箇所にセラミック珪藻土を撒きます。
  • セラミック珪藻土を鋤き込む事で油を吸着します。セラミック珪藻土を鋤き込む事で油を吸着します。
  • 油を吸着したセラミック珪藻土の上に「CN-1」を撒き微生物の働きで油が分解され、土壌がきれいになります。油を吸着したセラミック珪藻土の上に「CN-1」を撒き微生物の働きで油が分解され、土壌がきれいになります。
  • さらに上からセラミック珪藻土を撒く事により、火災と悪臭の危険性を防ぎます。さらに上からセラミック珪藻土を撒く事により、火災と悪臭の危険性を防ぎます。

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